敬愛するデイヴィッド・シルヴィアンと彼がフロントマンを務めた伝説のブリティッシュ・バンド「JAPAN」の解散直後から事実上の再結成である「Rain Tree Crow」の空中分解までを、当事者のバンド・メンバーおよびさまざまな関係者が語っている。時間がある時に、と数日前から読みはじめたのだが、生涯で三本の指に入る愛聴盤であるデイヴィッドのソロデビュー作「Brilliant Trees」(1984)の制作秘話に驚かされっぱなし。ミュージシャンたちに目標をしっかりと示した上で自由度のあるプレイを促してそのポテンシャルを高める音楽ディレクターとしての才能がすごい。そして、この頃(も)コカイン依存症だったことにちょっとショック…。