わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『ゆらぐ玉の緒』

「孤帆一片」。ゆらぐように移ろう季節に、ゆらぎながら老体を任せるように、それでいて妙なほど客観的に季節を観察しながら過ごす語り手の日常。

 そして終戦直後の、生き残るということ、家が焼かれなかったということ、という記憶。生き残ること罪なんてないはずなのに、なぜか人生の重荷のようなものを感じてしまう三十代の男。

 

 

ゆらぐ玉の緒

ゆらぐ玉の緒

 

 

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