わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-02-04から1日間の記事一覧

町田康『告白』

今日から読みはじめた。<河内十人切り>を材に、パンク作家が「ひとはなぜひとを殺すのか」について物語るらしい。ぼくは<河内十人切り>を知らない。まあ、予備知識もいらないのかもしれない。 意外にスタンダードな書き出し。町田節は、スパイス程度。告…

古井由吉『詩への小路』読了

「22 ドゥイノ・エレギー訳文7」から「25 同10」まで一気に読んだ。リルケの近代文学の金字塔的詩作は難解過ぎて軽薄なぼくの理解の限界を大きく超えていたが、理解できることと感動できることは別のものであることが、漠とながら感じられた。古代都市の描写…

ご当地詩人、地元の建設屋にて笑顔で叫ぶ

八時起床。冷え込みの厳しい朝。もう厳冬は過ぎ春へと着実に移り変わっていくのだろう、それが立春だ、などと思っていたが、自然とは暦に逆らうこともあるのだと身をもって理解できた。 午後より阿佐谷の「細田工務店」へ。『リボン館 はなしの泉 “ご当地”詩…