わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-04-18から1日間の記事一覧

山本昌代『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』読了

不思議な家族小説である。三人称多点描写なのだが、視点が1センテンス内でころころ変わる。誰が語っているのかわからなくなるが、それでもすんなり読めてしまうのは、そこに書かれたことが、家族それぞれの心理をなんらかの形で表現しているからなのかもしれ…

孤高の青

六時四十分起床。窓にも玄関にも結露がない。玄関ドアを開けてみる。空の青が強く、逞しく見える。雲ひとつないさまは、何者も拒絶する孤高さすら感じる…、四月の空ってそんなに勇ましかっただろうか。今日は、自分の感情のフィルター越しに空を見ているよう…