わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-09-15から1日間の記事一覧

町田康『宿屋めぐり』

ヤクザにダマされた主人公が、別のヤクザに助けられる。だが、そのヤクザは主人公を宿に残したまま、どこかに消えてしまう。うーむ……。宿屋めぐり作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 58回この商品を…

吉田健一『時間』

第4章をすこしだけ。時間と主体の関係性について、なのかな。時間は主体にも客体にも均等に存在するが、時間を認識するのは主体であり、したがって時間とは主体的なものだ、ということ、なのかな。時間 (講談社文芸文庫)作者: 吉田健一,高橋英夫出版社/メー…

二人称としての「おじいさん」

敬老の日。ピンと来ない祝日。お年寄りを敬うという意図はわかるのだが、父が早くに両親を亡くし、母も若いころに父親を亡くしていたせいか、祖父母という存在がやたらと縁遠い。母方の祖母はまだ健在だが、身近な存在ではなかったし、たまに会う祖母にぼく…