わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-05-17から1日間の記事一覧

古井由吉『栖』

「背」。家庭を維持する、ということ自体が限界に近づいている。結婚前はさほど濃い愛情を示さなかった岩崎が、自分なりに、淡々と、ある程度の距離を置いて、ではあるが、気の触れはじめた妻と向き合い、守ろうとしている。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社…

疾風怒濤

サラリーマン時代の先輩に再会する夢を見た。目覚めると、五時二十分。まだ少々早い。三十分ほどまどろむように横になる。いつの間にか眠っていたようだが、目覚ましのアラームで起き上がると、くる、くる、くる、と視界が回っていた。起き上がると全身がだ…