わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

全力で走る/まだ走れない

六時起床。仕事始め。スロースタート、とはならずにいきなり全力ダッシュの感がある。飛ばしまくっているのだが、取引先の方はみな今日はお休みしているようで、電話はならず、メールもこない。休日に仕事をしているような気分。 一日中書斎に籠もっていたお…

中上健次『異族』

チャリンコ部隊、石垣島へ。そしてケンカが勃発…。異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館発売日: 1998/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見る異族作者: 中上健次出版社/メーカー: …

三日目の初詣

六時にアラームを鳴らしたが、三十分があっという間に過ぎた。布団を干そうかと窓を開けると、水墨画の濃淡の部分だけをピックアップして広げたような、妙にメリハリのある灰色の雲が延々とつづいている。予報では晴れということなので、構わずほしてしまっ…

中上健次『異族』

右翼のボスと面会する青痣の六人。アイヌ、在日朝鮮、沖縄…とそれぞれ民族的なアイデンティティを持つほかのメンバーと違い、自己のルーツが「路地」という失われた場所にあるタツヤは、「てんのう陛下万歳」によって自己を救ってもらおうとしている。今のと…

正月の流れ方

六時起床。慌ただしさと呑気さが奇妙なバランスで同居し、交互に、ではなく同時に、自分にもたれかかってくる。正月はそんな時間の流れ方をする。 十時、肉離れで痛む足をかばいながらカミサンと外出。荻窪ルミネでカイモノを済ませてから中央線、埼京線、宇…

津島佑子「ヤマネコ・ドーム」読了

孤児たちは大人になる。何人かは社会的に成功し、何人かは死に、そして誰もが、迷い、深い悲しみを引き摺りながら生きている。ラストでついに、彼らはやさしさを身につけることで、ようやく悲しみから脱出することができた。しかし、彼らにやさしさを与えて…

七個の餅

2013年。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 足の痛みをかばいながらの生活は、意外に体力を消耗する。昨夜は「ゆく年くる年」を一瞬だけ見た後、すぐに寝てしまった。夜中、猫に起こされて何度か目が覚め、その都度あやし…