わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

その鳴き声にはトゲがある

 四時。枕元に騒々しい気配を感じる。起き上がって薄暗がりで目を凝らしてみる。ぼんやりと茶色いものが見えた。花子だ。身体はじっとしているらしいが、フニャンフニャンといつも通りの情けない声で鳴きつづけている。いや、いつも通りではない。若干トーンが鋭い。鳴き声にトゲがある。怒っているのか。おそらくそうだろう。何時間も鳴きつづけたに違いない。たしか、ぼくは夕べ一時に寝たが、二時にも花子に起こされた。が、すぐに寝た。ということは、花子は二時間、ぼくに起きろとせっつきつづけていたということか。そうではないだろう。しかし、二三十分は鳴きっぱなしだった可能性もある。慌てて起き上がり、朝ゴハン、正確には夜中ゴハンを与える。食べ、満たされればすぐに大人しくなるだろう。いつもならそうなる。だが、今朝はちがった。食べたことでエネルギーが充ち満ちてきたのか、廊下をズダダダダと走ったり、デスクの上に乗ったかと思えばぼくの腹めがけてダイブしたりと、好き放題をはじめた。かと思えば、またフニャンフニャンと鳴きはじめる。まだそこには鋭いトゲがあるように聞こえる。どうやら興奮し、ぼくを挑発しているらしい。こうなると、もう眠れない。無理矢理眠ろうとしても、延々これをつづけられ、結局眠れないのがオチである。仕方ない。再度起き、ズダダダダと走る花子を追いかけたり捕獲したり、だっこしたり、花子お気に入りのトリのオモチャで遊んであげたり。五時、ようやく表情と態度に満足した様子が見えはじめたので、蒲団に潜った。
 というわけで、寝た気がしない。
 八時起床。午前中は仕事。午後も働こうとしたが、昼に食べた七草粥が腹に溜まったせいか、いや今朝の花子とのやりとりで寝不足気味なのか、軽く倒れようと思ったらあっという間に三時間が過ぎた。外は澄んだ青空が広がっているはずだ。それを無駄にしてしまった。が睡魔には勝てない。無理矢理勝っても勝利の感覚などあるはずもない。なら勝負する必要もない。
 夕方から外出。「それいゆ」で珈琲を飲んでから吉祥寺へ。夕方の吉祥寺は学生が多い。待ち合わせ、飲みにでも行くのだろう。その分、どのショップも昼間よりは混雑していない。「アヴェダ」 http://www.aveda.co.jp/ でヘアスタイリング剤。パルコの「リブロブックス」で書籍。「カルディ コーヒーファーム」でジャム、シチューの素など。「ユザワヤ」で穴開けパンチ、ルーズリーフなど。
 西荻窪に戻り、「海猫家」で夕食。
 夜はビデオに録っておいた「オー マイキー」などを観る。