わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

今どきの子ども

 七時三十分起床。部屋の中の生暖かさに息苦しさを感じ、窓を開けてみる。空気に冷たさが感じられない。毎日窓を滝のように濡らす結露も今日は少ない。先週の週間予報では日曜は最高気温十六度雪崩れに注意、とあった。確かに、これは春だ。梅の花どころか、桜が咲いていてもおかしくないのではないか。卒業式、春休みの記憶がねぼけた頭にぼんやりと浮かび上がってきた。記憶とは、肌の感覚からでもよみがえるものらしい。
 今日も仕事だ。午後からは半分オフのお散歩感覚で、某案件のために、環境保護の啓蒙を目的に建てられた荻窪の公共施設「あんさんぶる荻窪」、荻窪図書館、それから西友のおもちゃ売場とハシゴする。「あんさんぶる」の児童館では、子どもたちがそれぞれ持参したニンテンドーDSのゲームに興じつづけている。友だちと肩を並べて座っているが、会話はほどんとない。自分のゲームの内容に対し、時折アアとかウワとかヤベとか、そんな言葉を発するだけだ。ゲーム機の通信機能を使って、レースだか対戦だかを楽しんでいる集団もいた。こちらには友だち同士の会話があった。しかし、アイコンタクトはない。ここには球技を楽しめる運動スペースも児童図書を豊富に揃えた図書室もあるのだが、それらにはまるで関心がないようだ。自分の子ども時代と比較するつもりも、批判するつもりもぼくにはない。だが、悲しくなった。溜め息が出た。深く出た。
ナチュラルハウス」で野菜など購入してから帰宅する。
 夕食はスープカレー。はじめてつくってみたが、上出来だ。コンソメとカレーの風味は相性がいい。