2006-01-19 古井由吉『詩の小路』 読書日記 「2 人形めぐり」。人形劇に関する詩作の引用から、神と人間の関係、そして人間の悪夢にまで話は広がってゆく。リルケ、クライスト、そしてボードレール。 「3 晩年の詩」。明日読むつもりだが、書き出しだけ読んでスゲエと思ったので引用。 心の窓とか、眼を窓に喩えるのには慣れている。しかしこれが老境の眼となれば、また別の味がするものだ。しかも、愛する小窓よ、と我が眼に呼びかける。