わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『詩の小路』

「2 人形めぐり」。人形劇に関する詩作の引用から、神と人間の関係、そして人間の悪夢にまで話は広がってゆく。リルケ、クライスト、そしてボードレール
「3 晩年の詩」。明日読むつもりだが、書き出しだけ読んでスゲエと思ったので引用。

心の窓とか、眼を窓に喩えるのには慣れている。しかしこれが老境の眼となれば、また別の味がするものだ。しかも、愛する小窓よ、と我が眼に呼びかける。