エッセイということになっているのだけれど、一人称「わたし」で書かずにすべて主格を「マリア」という三人称にしていたり、実在の人物が仮名化されていたり、意図的に遠回りで暴走しがちな文体にしていたり、その暴走(迷走?)ぶりから妙な読後感を醸し出していたり、と、限りなく小説に近い作品。
- 作者: 森茉莉
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/12
- メディア: 文庫
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エッセイということになっているのだけれど、一人称「わたし」で書かずにすべて主格を「マリア」という三人称にしていたり、実在の人物が仮名化されていたり、意図的に遠回りで暴走しがちな文体にしていたり、その暴走(迷走?)ぶりから妙な読後感を醸し出していたり、と、限りなく小説に近い作品。