わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

健康診断、トントン

 花子が枕元にいる。眠ってはいないようだ。蒲団の中からそっと手を伸ばし、腹のあたりを撫でてやるとすぐにゴロゴロと声が聞こえてくる。手を止め、上半身だけを起こして時計を見る。七時三十分。今日は完全オフの日だから、もう少し寝てもよい。では、寝よう。寝た。寝た。何か夢を見た。目が覚めた。あれ、花子は? まだ枕元にいる。蒲団の中からそっと手を伸ばし、腹のあたりを撫でてやるとすぐにゴロゴロと声が聞こえてくる。手を止め、上半身だけを起こして時計を見る。七時五十分。まだ二十分しか経っていないのか。もう少し寝てもよい。では、寝よう。寝た。寝た。何か夢を見た。目が覚めた。あれ、花子は? まだ枕元にいる。蒲団の中からそっと手を伸ばし、腹のあたりを撫でてやるとすぐにゴロゴロと声が聞こえてくる。手を止め、上半身だけを起こして時計を見る。八時十分。まだ二十分しか経っていないのか。もう少し寝てもよい。では、寝よう。寝た。寝た。何か夢を見た。目が覚めた。あれ、花子は? まだ枕元にいる。蒲団の中からそっと手を伸ばし、腹のあたりを撫でてやるとすぐにゴロゴロと声が聞こえてくる。手を止め、上半身だけを起こして時計を見る。八時三十分。まだ二十分しか経っていないのか。以下略。九時三十分起床。
 掃除、アイロンがけを済ませ、少し読書してから外出。カミサンと高円寺にある河北病院の検診センターに行く。ぼくとカミサンがふたりでやっている会社のほうに、社会保険事務所だか杉並区だか忘れたが、公共の施設から従業員の健康診断をするように指導され、ウチは従業員というものはおらず、いるのは社長と副社長、ふたりとも経営陣というわけで、じゃあ経営者自身が定期的に健康診断することにしよう、と三年前から必ず受けるようにしている。去年は胃のレントゲン検査で潰瘍が見つかり再検査となって慌てたが、胃カメラ検査ではそんなものはどこからも発見されず、むしろ胃は普通のひとよりもずっときれいな状態だそうで安心した。今年は、というと、風邪を引いて近所の医院に行ったとき、触診で右下腹部に異和感があるから、ひょっとしたらポリープや癌の可能性もある、ちょっと検便しておきましょう、と指導されたが検便なら今日の健康診断に組み込まれているので、じゃあ今日やろうと考えていた。ウンコは昨日、今日と二日分を採取する。どちらも特におかしな色はしていなかった。クサイのは当然だが、とんでもなくクサイわけでもなくウンコらしくないクサさが感じられたわけでもないので、はてどうなのだろう。ちょっとオドオドしながらの検査だった。バリウムを飲む必要がある胃のレントゲン検査には苦手意識があった。あの、腹を膨らませるための炭酸のようなものがダメだ。どうしてもゲップが出てしまう。ところが三回目になると慣れてしまったのだろうか、ゲップのゲの字も出てこない。検査はトントン拍子で終わり、最後に医師による診察があった。そこで例の下腹部の件を説明し、ちょっと見てよと願い出た。が、医師は、別に大丈夫みたいですよ、ウンコか屁がたまっていたのでしょう、と軽くあしらった。なーんだ。拍子抜けた。まあ、正確な検査結果次第なのだろうが、トントン拍子のあとにこんな最後になってありゃまと拍子が抜けた。残るのはただのトントン、ということになる。トントン、と腹を触診して、ウンコも屁もない大腸を確認。なんだそりゃ。
 帰る前に下剤をもらった。白いウンコがでなけりゃ飲め、とのこと。これもマイドのこと。
 十六時、ふたりで遅い昼食兼夕食。荻窪ルミネにあるイタリアン(名前忘れた)で、前菜、ゴルゴンゾーラなど4種類のチーズのピザ、モッツァレラチーズとトマトのパスタを食べてから帰宅する。ちょっと食べ過ぎたか。腹が重たいキールと赤ワインを飲んだら酔っぱらってしまった。
 帰宅後、すこし休憩。David Sylvianを聴きながら、先日購入した「武満徹」に収録されていた武満×シルヴィアンの対談を読んだ。
 夜は「めちゃイケ」を観ながらチーズとクラッカー、バーボンだけにしておいた。「I was ganbari study.」爆笑。

Everything & Nothing

Everything & Nothing

 白いウンコは二十時ごろにゴロンと出てきた。