花子、だいぶカサブタができた。今度は自然治癒ではなく、無添加の薬を上手に使って意図的に治療しようと考えている。しかし、軟膏を塗るという行為が花子の甘えたい気持を助長させるようだ。自分はやっぱり病人だったんだ、という自覚がまた強くなってしまった。起きている時間はずっと、ひとの顔を見ては「フーン、フゥゥゥゥゥゥーン」と鳴いていた。病人のわたしをなぐさめて、もっと大事に扱って、と言われているような気がしてならない。
麦次郎は午前中だけカミサンに激しく甘える。午後は押し入れに引き篭もる。
ぷちぷちは……だれか、あのハイテンションを止めてください。