わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

石ノ森章太郎・小野寺丈「サイボーグ009完結編I 2012 009 conclusion GOD'S WAR」

 待ちに待った009の完結編が、石ノ森没後10年?くらいでようやく登場。ただし、第1巻のみ。そして、俳優である息子の小野寺丈の手によって。
 プロローグだけ読んだ。文章は素人の作品である。文学作品としての出来は感心できないが、石ノ森の、そして小野寺の本作への執着、ある種の使命感のようなものがひしひしと伝わってくる。石ノ森が作品に登場する、というアイデアは小野寺のものではなく、石ノ森が小野寺に病床で話したものだという。フィリップ・K・ディックみたいだな。
 本作も未完で終わらぬことを願う。

2012 009 conclusion GOD’S WAR―サイボーグ009完結編〈1(first)〉

2012 009 conclusion GOD’S WAR―サイボーグ009完結編〈1(first)〉