待ちに待った009の完結編が、石ノ森没後10年?くらいでようやく登場。ただし、第1巻のみ。そして、俳優である息子の小野寺丈の手によって。
プロローグだけ読んだ。文章は素人の作品である。文学作品としての出来は感心できないが、石ノ森の、そして小野寺の本作への執着、ある種の使命感のようなものがひしひしと伝わってくる。石ノ森が作品に登場する、というアイデアは小野寺のものではなく、石ノ森が小野寺に病床で話したものだという。フィリップ・K・ディックみたいだな。
本作も未完で終わらぬことを願う。
2012 009 conclusion GOD’S WAR―サイボーグ009完結編〈1(first)〉
- 作者: 石ノ森章太郎,小野寺丈
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (35件) を見る