六時四十五分起床。朝は涼しく、やがて陽射しが高くなるにつれて温度も上がり、そのままゆるやかに、ほんのすこし蒸し暑く汗ばむ夜へとなだれこむ。そんな一日。
某IT企業パンフ。午後から資料探しのために吉祥寺へ。
梅雨の気配は一時的に失せている。枯れた紫陽花。樹上ですこしずつ実のかたちになりはじめた柿。浅い緑色で細かな、しかし固そうに見得る産毛がびっしりと表面を覆い尽くした若い実が、陽を照り返す深い緑の葉の裏側に見え隠れしている。見上げれば、汗をかく。汗にしめった額も柿の葉のように陽を照り返す。裏側に見え隠れするのは、若い実ではなく使いすぎてなんだか近ごろ飽和気味の脳みそ。すこし空気抜きでもせねば。
次回の取材先である某AV(アダルトビデオではない、オーディオビジュアル)メーカーの商品を知っておきたくて、吉祥寺ラオックスで店頭調査とカタログ収集と思っていたのだが、ヨドバシカメラがオープンしたことを失念していたのでそちらに入店。店員の売り口上(というのか?)やら例のCMソングやらで店内は騒々しく、そこにどっと、ぼくのように珍しくて冷やかしにきたニンゲンが、あるいは開店特売を狙うニンゲンが押し寄せている。バーゲン時の新宿伊勢丹の本館2階くらいの混み具合だろうか。だが新宿小田急に入っているビックカメラとおなじくらいゆとりのある店内は、この程度の混雑では混乱にならない。メーカーからたくさんお祝いの花が来ていた。黄色系の花が多いような。バラ、ガーベラ。白いユリも混じっていた。入店したときにはこれが、ズラリと入り口に並んでいたのだが、帰るときにはすでに贈り主の札がはずされ、花を通行人や客に配っていた。女性が群がっている。
ついでに「ロヂャース」で猫缶など購入してから帰社/帰宅。作業再開。二十時ごろまでつづけた。
夜は「タモリ倶楽部」「検索ちゃん」。タモリのバス名ネタ、非常に興味深い。中沢新一の『アースダイバー』につながる部分があるような、ないような。
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 183回
- この商品を含むブログ (311件) を見る