2008-01-19 松浦寿輝『半島』 読書日記 いよいよ最終章「月の客」。突如、屋敷から姿を消した樹芬たち。その後、泥酔した迫村は知らない道に迷い込み、行き先はわかれど経路がよくわからないバスに乗りこんでしまう。孤独さの描写が秀逸。文章で、というよりも章全体で孤独感を出そうとしているような。