わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

佐伯一麦『ノルゲ』

 少しずつ生活の基盤を整えてゆく「おれ」。しかし、通風口(だったかな?)で見つけた蜂の死骸に閉塞的な状況にある(らしい)自分の姿を重ねてみたり……。
 言語の問題や人種の問題は、日本の外側に出てみなければ実感しにくい。今のところ、これが物語の主軸になっているようなのだが、さて、これからどうなっていくのか。

ノルゲ Norge

ノルゲ Norge