プリッキーヌー、でいいのかな? よくわからん。ピッキーヌー、と読む。領収書にカタカナ表記があった。
ちょっと変わった、でもかなり本場の味に近そうな感じ。要するに、日本人向けの安易なアレンジを一切していなさそうなのだ。
トムヤンクン、絶品である。味に深みがある。トマトが入っているのが秘訣なのかも。生まれてはじめて心の底からフクロダケをうまいと思った。
牛肉コマとタマネギ、ショウガ、ニンニク、ミントその他のハーブをナムプラー、唐辛子などと一緒に炒めて仕上げにライムを搾ったと思われる「プラヌア」。はじめて食べた。最初の一口はミントとナムプラーと牛肉の取り合わせの妙な感じがとても不思議で、なんじゃこりゃ、と思ったが、二口、三口と進めるうちに、ナムプラー中毒がミントによって加速し、辛い、辛いとつぶやきながらも、箸を止めることができなくなる。危険。
それから、エビとカシューナッツ、レモングラスの輪切りをナムプラーなどで香ばしく炒めた「クンタックライ」も食べる。レモングラスとは香り出しのハーブで、妙に筋張っているし固いからフツーは食べないものだと思っていたのだが、うーん、この調理法ならイケるじゃないですか。特別な下ごしらえをしているのかも。