古川日出男『聖家族』

「「見えない大学」付属図書館」読了。ある一族（あるいは家族）の、見方によってはファンタジックな歴史が、東北全域の、あるいは日本全体の歴史とリンクする。いや、リンクしているというよりは、一族の視点で東北や日本全体の時の流れを見つめ、一方で東北や日本全体の時の流れの中に埋もれそうになっているある一族（あるいは家族）の数奇な運命を、掘り起こす。そんな感じかな。

聖家族

13 (角川文庫)

サウンドトラック〈下〉 (集英社文庫)