iPod shuffleを使って、朗読データを聞いている。安吾は、十代二十代のころは特に思い入れの深かった作家のひとり。今はさほどこだわってないのだけれど。でも、好きであることに変わりはない。
「わたしは海を……」。この作品と「いづこへ」は、若いころは何度も繰り返し読んだ。今までは観念的私小説の傑作だと思っていたけれど、今読むと(正確には、聞いたのだけれど)青春小説だよなあ。
「居酒屋の聖人」。掌編小説的なので、今まで軽く読み流していた。が、音声で聞くと案外おもしろい。パンク的というか。
「アンゴウ」。お涙頂戴、ですな。終戦記念日とかに特別ドラマにして放送すればいいのに。
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