「群像」7月号掲載。本当は同号に掲載されている津村節子の「遍路みち」を読もうとしたのだが、目次のページ数の記載を見誤って、気づいたらこちらを読んでいた。幾度かの戦争を経験した国が舞台。主人公は、どんな症状かは描かれていないが、その病気のために徴兵されず、毎日横になって暮らしているらしい若者。戦争批判小説か、と思いながら読みすすめたが、どうやらそうではない。敗戦してしまうが、敗れた後にヘリコプターから黒い玉のようなものをたくさん落とされる。それがイヌへと変形し、人々を襲い、喰らい、殺してゆく…。
イヌが何かの象徴なのか、どんな意図があるのか、などは今のところさっぱり読み取れない。が、おもしろいのでひとまずラストまで読んでみるつもり。
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