わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

 たくさんのセキセイインコが飼われていた。庭に木材と金網で外に簡単な鳥小屋をつくってそこに数十羽。家の中にも至るところに大小さまざまな鳥かごが置かれ、そこにもそれぞれ、鳥かごの大きさにはあまり関係なく、たくさんのセキセイインコが入っていた。屋内に放鳥されているインコも多かった。タンスの上やカーテンレールの上、照明器具の上などに留まっていた。あちこちを、円や直線を描くように飛び回っているものもいた。群れになって寄り添いあっているものがあれば、一羽で止まり木やカーテンレールに留まって騒々しくわめくようにさえずるものもいた。金網によじのぼっているものがあれば、床にうずくまっているものもいた。ほとんどのインコは生きていたが、稀に死んでいるものもまじっていた。死んでいるものはみな小ぶりだった。栄養がゆきとどかなかったのかな、と思った。奥の部屋には飼い主がいた。女性だった。女性は寝ていた。布団から青白い顔を覗かせ、じっとぼくらのほうを見ていた。その視線はぼくらのほうにだけ向けられ、部屋を飛び回ったりじっとしていたり死んでいたりするインコたちのほうに向けられることはなかった。ぼくらと女性は、見つめ合っていたと言える。だが、ぼくらは時折視線をずらした。女性より、インコたちのほうが気になっていたからだ。生きているインコたちの動きを目で追い、死んでいるインコたちをじっと観察した。次第次第に、女性に目を向ける時間は少なくなっていった。よく見なかったが、ひょっとしたら女性は死んでいたのかもしれない。
 という夢を見た。六時起床。雨。秋の長雨。明日は十五夜だというのに。
 今日もはよからせっせと仕事。某通販業者カタログ企画など。
 午後から西新宿にて新規案件の打ち合わせ。気温は低そうだが雨のせいか湿度は高く、歩く度に汗が流れた。
 十八時四十分、河合内科クリニックへ。喘息の診察。薬の正しい飲み方や発作を出さないことの大切さを熱く説明された。