わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

暗闇の中で

 今朝も花子に騒がれた。が、慣れつつあるし、花子の騒ぎ方も少しずつではあるがおとなしめに、そして時間が短くなりつつあるような。六時四十五分起床。
 青空がところどころから顔を出す曇りがちの空。気温はさほど低くないようで吐く息はほとんど白く染まらないのだが、風は強く冷たく、ちょっと外に出ただけでたちまち薄着を後悔してしまう。八時、ランニング。6kmか7kmくらい走る。最初の二分は風に辟易していたが、すぐに慣れた。キャップをかぶっていたのだが、風に飛ばされるまいと意識していると、上がった息とともに上がりがちになるアゴが不思議と引かれてフォームがよくなっているような気がする。
 帰宅後、「ドラゴンボール改」、掃除。
 昼食後、カミサンと竹橋へ。先週一人で観た「河口龍夫展」と国立東京近代美術館の常設展の話をしたらカミサンが行きたがったのでもう一度行くことに。今回は、前回断念した暗闇の中での絵描きに挑戦。明かりのない密室で画用紙を渡され、一人そこで色鉛筆を使って絵を描くのだが、鉛筆のある場所はわかっていても、色を判別することができない。紙の大きさは触れば角がどこにあるかわかるので把握しやすいのだが、では今自分が鉛筆を置いた場所は本当に中心なのか、本当に右上の角のそばなのか、と言われるとたちまち自信をなくす。ただ、わからんわからんとつぶやきながらも心はかなりの楽しさを感じていて、おまけに想像力が暴走しはじめる。実際は何も見えていないはずなのに、自分の引いた線がはっきりと見えるような気がしてくる。その線の交差するさまも想像できる。ただ、ぼうの場合は具象画を描いてみようと思っていたからそうなったわけで、ハナッから抽象画に挑戦していた方は、おなじような状況にはならなかったのではないかと思う。常設展は、先週はほとんど黙殺していた作品が今日は妙に気になってしまう、という不思議な体験をした。原因はよくわからない。
 夕方、銀座へ移動。「銀座 菓楽」という高級そうなカフェでケーキセットを頼み、休憩。1,260円。ちょっと高かったかな。その後は伊東屋へ移動し、溜め込んでいたがサービスがポイントカードに変更となってしまいもう少しで有効期限が切れてしまう「メルシー券」を使って来年のカレンダーを購入した。ドウブツ写真家の岩合光昭さんの「日本の猫」と、ピカソのドローイングと。

 夕食はピザで手軽に済ませた。