軽い胸、痛い尻 - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　五時四十五分起床。久々に晴れた朝の空を見ていたら呼吸が昨日より深くなったような気がした。晴れ間が差したのはほんのつかの間で、曇り空に目を向けていると今度は息が詰まってくるかと思ったが、実際はそんなことはなく、なお胸は軽い。風邪も抜けてきたし、そろそろ走ってもいいだろうか。
　今日も早朝から仕事。某財団法人機関誌、某薬品メーカーカタログ、某教育機関パンフなど。五月はありがたいことに仕事量が突然増えた。仕事量が増えれば、机に貼りついている時間も増える。机に貼りついているということは、尻は椅子の座面に貼りついている、ということになる。貼りついていれば、次第に鬱血する。鬱血は腫れとなり、排便のときに便によって傷つき、肛門は血にまみれる。あーやだやだ。こんな状態だったので、西友で円座クッションを調達してここ二日くらい使っていたのだが、どうもあの形状は肛門には最高でも腰には最悪だったらしく、ここ数カ月、まったく感じたことのなかった腰痛がズーン、ズーンと、軽くではあるがのしかかってきた。腿や膝もだるい。アカン、と思いクッションをはずしたらかなり恢復したから、やはり原因はあの肛門のあたるあたりにぽっかりと空けられた穴なのだろう。もったいないので円座クッションを花子にあげたら、くぼみがちょうど丸まったときの体に合うようで、ずっと上でアンモナイトみたいになって寝ている。