わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

脳の澱

 いわしの日。
 五時四十五分起床。また花子に枕を奪われていた。猫は人からいろんなものを奪う。与えてくれるものとどちらが多いのだろう、と考えかけたが無粋なのでやめた。
 雨は止んでいるが妙に白っぽいのに重く垂れ込めた感じのする雲の様子から察するに、弱くではあろうが間もなくふたたび降りはじめるはずだ、と雲の色味だけで天気予報をしていたら、その重く垂れ込めた白い雲を、純白のコサギが横切っていった。
 仕事。某サービス業者企画。さほど忙しくないのでじっくり腰を据えて取り掛かっているのだが、集中しすぎて気持ち悪くなってきた。花子を撫でくり回したり意味もなくキッチンに行ってたまたま残っていた洗い物をしてみたり体操をしたり、とこまめに気分転換するのだが、転換しきれていないようで、脳の片隅に残った思考の澱みたいなものが、ふたたび仕事をはじめるやいなや急速に増殖しはじめる感じ。ただ、その澱をうまく利用してアイデアを出しているようでもある。
 十八時三十分、限界を感じたので業務終了。散歩へ。
 歩き足りない気がしたので、夕食後にもう一度散歩してみた。夜風は少々蒸し暑く、ロンTがじわりと汗で湿った。