わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

水木しげる『河童の三平(全)』

 ちくま文庫版。貸本リメイクバージョン。ひとまず第1章目の「死神」を読んだ。以前、図書館で借りた水木しげる作品集にダイジェスト版が収録されていたのを読んだが、いやあ、フルで読んだら、もう最高。牧歌的な雰囲気のなか、呑気さと悲しさとナンセンスが入り乱れて、誰にも真似できない作品世界が構築されている。
 水木しげるは日本を代表する妖怪漫画家であるが、優れた屁漫画家でもあることを再認識した次第。ああ、オレも屁を推進力にして泳いでみたい。

河童の三平 (ちくま文庫)

河童の三平 (ちくま文庫)

水木しげるの作品はこちら。