超高級宝飾ブランドに興味はまったくなかったのだが、カルティエの職人気質、品質至上主義、そして新素材などへの挑戦意欲・開拓意欲がよくわかった。一度関心させられてから改めて掲載されているアクセサリーを眺めると、人間のあくなき美の探求のひとつの到達点、てな感じに見えてきてしまうから不思議だ。まあ、タイアップ広告として作られた冊子だろうから提灯記事っぽいところもあるのだろうが、しかし企業や商品にそのような素養がなければ、こんなことは書けないし、当然よい写真も撮れない。超高級ブランド? ヘッ! 権威主義かよッ! ってな感じで今まで馬鹿にしていたのだが、ちょっと考えを改めた。本当によいものは絶対的な価値を持つ。それは流行だの文化だの社会情勢だのに揺るがされることがない。

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- 作者: フォイル,カルティエ現代美術財団,東京都現代美術館,吉田紀子
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