就寝前の数秒分

　昨夜は十二時ごろまで仕事をしていた。日付が変わってから風呂に入り、出たらすぐに寝ようと思っていたのだが、目論見は見事にご破算。花子がしきりに廊下を往復し、やれ水を汲めだのおしっこがしたいだの猫トイレが汚れているからおしっこできないだのおしっこをしたからしっこ玉（猫砂が尿を吸収して固まった状態をわが家ではそう呼んでいる）を取ってだのなでろだのかまってくれだのだっこしてくれだのとうるさくてまったく落ち着かない。汗が引いたところで布団を敷き、さて寝るぞ、と思ったら、最後の一撃をカマされた。ウンコだ。トイレを掃除し、排便後のハイテンション状態がつづく花子をなだめ、ウンコを片付けてもまだなおウンコくさいニオイが消えなかったのでひょっとしたら尻にウンコが付いているのではないかと思い、走り回る花子をがしっと捕まえてシッポを持ち上げ尻を確認し、ウンコはなかったのでひとまず安心して、さて寝るか、と布団に入ったら、その後数秒しか記憶がない。この時点で、おそらく二時。

幸せな猫の育て方―暮らし方・遊び方・健康管理

猫語の教科書 (ちくま文庫)

ネコに金星―ニッポンの猫写真集

　六時半起床。さすがに定刻には起きられん。
　仕事。某企業（業種はナイショ）のパンフレット。朝から十六時ごろまで、ひたすら地震について考えつづけた。一段落したところで某企業（業種はナイショ）の商品ブランディング。今度はお茶について考えつづけた。
　夕食はカミサンが買ってきたトンカツ。なんだか油が胃袋のなかと脳のなかを同時にかけめぐっているようで、少し気持ち悪い。寝不足のせいだろう。一眠りしたら治るかな。