ドラマティックな子

　五時四十分起床。麦次郎、下痢5回。活性炭を原料にした、ネフガードという体内の不要物を吸着させ便といっしょに排出させる薬を飲ませているせいだが、そのせいだろう、便がコールタールのように真っ黒で驚く。様子を見ていると、下痢の腹痛に苦しめられて、ということではないようだ。おそらくネフガードをはじめとする薬の影響なのだと思う。幸い診察予定日だったので、カミサンが麦を連れて動物病院へ。ぼくは残って仕事をしながら掃除したり洗濯したり。
　十時半ごろ、麦次郎が帰宅。血液検査の結果、大騒ぎになってしまった貧血が劇的に改善していた。先生が「ドラマティックな子だ」と評していたそうだ。下痢のほうは、皮下輸液のなかに腸内環境を整える薬を入れていただいた、とのこと。
　しかし帰宅後も下痢は止まらない。だが、問い合わせてみると使用した薬は長時間かかってゆっくり効くタイプなので明日の朝までは様子を見てほしい、とのこと。幸い、十六時、通算8回目を最後に下痢は止まった。
　仕事したり家事したり猫の下痢を片付けたり、と慌ただしい一日。加えてカミサンはインコのぷちぷちの通院まであったのだから大変だ。まあ、こちらも問題なかったからいいのだが。

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