わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

必ず通らねばならぬ道

 ドアの向こう側で麦次郎がカミサンから小分けでゴハンをもらっていることに気づいているのか、それとも。理由はわからないが、最近の花子は夜、寝ない。頻繁に起きては大騒ぎする。夕べは一時半から三時過ぎまで延々とやられた。次は五時半。なだめてもなだめても、遊んでやっても、騒ぐ時はとことん騒ぎつづける。一方、ドアの向こう側にいる麦次郎は夜中に何度も起きては、騒ぎこそしないが、水を飲み、ゴハンをねだり、食べ、小便をする。夜中に何度も起きて面倒を見なければならないのはタイヘンだが、よくよく考えるに、これは普通の親が生まれたての赤ん坊を世話するときに近いのではないか。ウチに子どもはいない。したがって、この経験をしたことはない。ニンゲン相手じゃないが、やっておきなさい、と神様に言われているような気がした。人として必ず通らねばならぬ道なのだろうか、これは。
 六時三十分、きちんと起床。成人の日。快晴だが風は強く、そして冷たい。いよいよ体を刺すような寒さが感じられるようになってきた。こうなると、風の音はもちろん、寒さそのものが、騒々しく感じられる。すぐ横、一枚壁の向こう側で大騒ぎをしていて、隙あらばこちらに飛び込んできて悪のりをはじめる。そんな、妙な、むなしいほどの明るさをこの冬の寒さに感じてしまうのは、なにかと騒々しいテレビの正月特番の影響だろうか。それとも、冬にしては妙に明るく暖かい朝日のせいだろうか。
 こまめに麦次郎のケアをし、花子に寂しい思いをさせないように気を配りながら、掃除だのアイロンがけだの、日常的な雑務を一つ一つこなしてゆく。暮らしの中心が、完全に麦次郎の闘病生活になってしまった。当然のことではあるが。ペットを飼うとは、こういうことだ。
 昨日つくったチャーシューでチャーシュー丼をつくり、昼食。午後からは買い出しなど。MX「五時に夢中」のマツコ・デラックス若林史江を観ながらホットケーキを食べた。夕食はチルドのピザでサササッと済ませた。
 麦次郎、食事量が増えている一方で便秘気味。食物繊維の含まれない缶詰ばかり食べているからだと思う。

幸せな猫の育て方―暮らし方・遊び方・健康管理

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猫の飼い方と健康管理―猫とたのしく暮らす法

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症状別 猫の健康がひと目でわかる本

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*[読書日記]富岡多恵子『遠い空』
女道楽」読了。女芸人の逆セクハラ。そこに隠れる人間不信。その発端は芸人としての自身のなかにある…らしい。そして、それを受け入れる男。

遠い空 (中公文庫)

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富岡多恵子の作品はこちら。