わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

世界は猫を中心に回る

 花子に一晩中ゴハンちょーだいと騒がれつづけた。さすがに今日は眠れず。といってもぶつ切れに意識を失っていたようだ。二時半に、うるさいなあ、仕方ないから少しだけあげて、また明け方にあげよう、とダイニングで缶詰を開けて皿に盛りつけ、花子にしっかり食べさせ、さて寝るか、と横になると、量が足りなかったのか、にゃんにゃんにゃにゃんと大騒ぎをされ、うるさいなあ、と思いながら布団をかぶって目をつむり、それでもしばらくは鳴きやまず、あーあ、眠れない、と思って時計を見たら四時半だったのでもう一度ゴハンを与えた。この程度のことで二時間があっという間に過ぎるということはないだろうから、おそらく布団に入ってから、意識はつながっているようだが、自分でも自覚できていない断絶がどこかに生じていたのだと思う。これが日中の出来事だとしたら、と考えるとおそろしい。
 五時五十分、きちんと起床。
 麦次郎に皮下輸液、200cc。ニンゲンでいう「肩胛骨」のあいだに針を刺すのだが、いつも刺す間際になると体を丸めてしまうので、確実に真ん中に刺すことはできない。今日はその屈曲具合がかなり大きかったようで、肩胛骨の外側に刺さってしまった。かなり痛かったようだ。しばらく背中を気にしつづけていた。申し訳ない。
 外出の予定がないので書斎にこもってひたすら仕事。朝イチに電話で打ち合わせをしてからは、某筆記具メーカーのカタログのコピーを黙々と書きつづける。だがそうそう集中しつづけられるわけではない。何度も花子が騒ぎだし、その都度抱きかかえてなだめたり、ブラシをかけてあげたり、とせわしなく動きつづけた。
 夜も似たような感じ。花子、今は落ち着いて眠っている。