わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

カステラ

 こどもの日がやって来る、というと小学生のころは馬鹿だったせいか(今も相当な馬鹿だが)、せいぜい柏餅を食うくらいしか特別なイベントはないというのに、正月や夏休みを迎えるときとおなじくらい記を昂ぶらせていたのをふと思い出した。しかし根拠も理由もなくハイテンションになるのは子どもの特性だというものの、こどもの日の場合はすこし不自然に感じて、なぜだろうと記憶を探ってみると、この時期にクラスの友人たちと映画を見に行き楽しかったことを思い出した。映画自体はたいしたことなかったが(たしか、実写版の「ドカベン」だったような気がする。違うかもしれない)、友だちとだけで、映画館という妙に大人びた、暗い空間になにやらあれこれたくさんの秘密が隠れているような、不思議な空間に出かけることが、ある種の冒険のように思えた。今でも五月の連休は、時間がつくれれば映画館に行く。年に一、二度しか足を運ばない場所だが、なるべく身近に感じていたいという気持ちはわずかながらにある。そのルーツが、小学生のときの体験にあるのかもしれない。もっとも、今年のGW映画鑑賞はおそらく無理だ。うれしいことに、仕事が多すぎる。
 六時起床。こどもの日だからだろうか、リフレクソロジーをしている友人Kaoriさんの娘、Tちゃんが夢に出てきた。なぜかみんなに「カステラ」と呼ばれていた。
 走ろうかと思っていたが、小雨が降ったりやんだり雨足が強まったりを繰り返していたので、断念してしまった。午前中は、少し仕事。
 午後、カミサンである猫作家・梶原美穂の個展「花畑麦畑」http://www.catkick.com/namake/kokuchi/1104kotenkokuchi.htmlの会場である「猫の額」がある高円寺へ。西荻窪の自宅から、全部歩いてしまった。小一時間かかった。といっても、ある程度の早足ではあったものの、ちょっと歩いては見知らぬ店にひっかかり、を繰り返していたから全体のペースとして考えると遅かったと思う。もっとも、店にひっかかっていたと言っても、せいぜいショーウィンドウに目を奪われたり、看板が気になって足を止めてしまったり、という程度で、店に入ったりはしなかった。
 高円寺「猫の額」で、個展を見に来てくださったgurucchiさんとダンナさんにお会いした。gurucchiさん、強さと繊細さを併せ持ったような方。ぼくの友人にはこういうタイプの人が多い。ダンナさんは寡黙な方だったが、もっと話してみたいと思った。カミサンの立体作品を一点、お買い上げいただけた。手づくりのクッキーもいただいてしまった。ありがとうございます。
 高円寺のディスカウントストア「オリンピック」で猫缶。荻窪西友でも猫缶、それから歯ブラシ。ドラッグストアで消臭剤。
 十八時過ぎ、カミサン帰宅。gurucchiさんにいただいたクッキーを二人で一気食いしてしまった。美味。パンやクッキーを焼くのがお好きらしい。さすがだ。
 夜、母から電話。母の日のプレゼントがもう届いてしまったらしい。バラとゴディバのクッキーのセット。母、元気そう。父もまったく問題ないようだ。