「明後日になれば」。古人の哲学的命題から作品ははじまり、思いがけず、他の思想やら出来事やらを巻き込みながら、小説としての形を徐々につくりあげてゆく。小説未満の散文が、少しずつ小説になる過程をたどっているような感覚。不思議だ。
- 作者: 古井由吉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本
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「明後日になれば」。古人の哲学的命題から作品ははじまり、思いがけず、他の思想やら出来事やらを巻き込みながら、小説としての形を徐々につくりあげてゆく。小説未満の散文が、少しずつ小説になる過程をたどっているような感覚。不思議だ。