わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎「晩年様式集」(6)

「群像」七月号掲載。虚構世界で自作を、自分の家族をモデルにした登場人物たちに否定させつづけている。自虐的な感じなのだが、自虐的と考えている時点で、ぼくは小説の登場人物と実在の人物を混同していることになる。この混同まで含めて、小説なのだろうか。

群像 2012年 07月号 [雑誌]

群像 2012年 07月号 [雑誌]

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