「群像」十一月号掲載。眠たくてあまり読んでいないのだが……。舞台は九州だろうか。母と東京に住んでいたが、どうやら訳ありで田舎の親戚に預けられている小学四年生の少年・尊の目の前に、先祖の文治の幽霊が時折、姿を現す。尊は文治を兄と思いはじめる。
緻密な心理描写、情景描写を重ね、そこに異物的に文治の霊がポンと置かれる。現代アートみたいな違和感、というか、おもしろさ、というか。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/06
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