わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

こっぱずかしい比喩

 六時起床。昨夜の下痢のせいだろうか、目は覚めたが体はまったく目覚めていないようで妙に重く、意識とうまく連携がとれていない。意識のほうも眠気で相当けだるいというのに、それにすら体がついていけていない。
 仕事。打ち合わせの予定はないので、ひたすら作業に没頭、といきたいところだったが、猫は騒ぐわ、勧誘の電話はやたらと多いわ、で遅々として進まず。それでもなんとか、夕方には予定していたところまで作業を終わらせることができた。
 風がすさまじい。突風のうなるような音が、どんなに集中していても耳に一方的に飛び込んでくる。
 十八時三十分、突風のなかを荻窪まで歩く。時折強い向かい風に押し戻されたり、背中をぐいと押されたり。人生に似ている? 誰でも思いつきそうな、こっぱずかしい比喩がふと頭をよぎった。
 夜になって雨が降りはじめた。雨足は意外に強い。もし雨に人格があるとしたら、彼はやけくそになっているのではないか。そのように聞こえた。