芸術の、ボランティアやワークショップというかたちでの社会との関わり方。社会的には異形の存在と見なされる可能性もあるアーティストたちの、社会への積極的な働きかけ。関わることから生まれる新しい価値。芸術家は孤独な存在、という既成概念はすでに崩壊しており、むしろ芸術家は社会から価値創造を丸投げされてしまうような、つまり社会との関わりを強制される存在になりつつある。強制的コミュニケーションに対する反発? 本書からは、そのような傾向は読み取れない。今のところは。
それにしても、たらったら読んじゃってるな。いかん。