「火の手」。戦中の、小型戦闘機の機銃掃射の記憶に、ギリシア悲劇の舞台の様子がかさなりあってゆく。
六時五十分起床。ここ数ヵ月で、最悪の目覚め。目が覚めても、まだ重たい水の中を流れに逆らうように泳いでいるようだ。意識が沈んでは浮き上がる。浮き上がるたびに、身を包む重たい水に窒息しそうになる。あくまでも喩えであるが、それくらい体がいうこと…
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