わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-10-20から1日間の記事一覧

小野正嗣『森のはずれで』

「古い皮の袋」。大家である農家の主に主人公が大鎌を借りに行く。う、いかん。読んでるととてーも眠くなる。

金井美恵子『快適生活研究』

通販カタログみたいなタイトル(笑)。『小春日和』『タマや』『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』などの流れを汲む連作短編らしい。『小春日和』は未読だったりする。快適生活研究作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006…

古井由吉『山躁賦』

とにかく闊達に自在に、かつ無責任に、書いたものだ。こんなに伸びやかにかけるという幸運に、最晩年までもう一度、恵まれるだろうか、と今では自分でうらやんでいる。軽快に筆が運んだはずだよ、だって半分以上は本人の筆というよりも、古人が著者の愚鈍さ…

小島信夫『月光|暮坂』

「暮坂」は、『抱擁家族』の流れを汲むメタ・ファィクション的作品で、時系列的には『うるわしき日々』と最新作『残光』のあいだにくるみたい。月光・暮坂 小島信夫後期作品集 (講談社文芸文庫)作者: 小島信夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/11メデ…

我、デスクヲ占領セリ

朝から晩まで、こんな状態が十数回はある。その度に筆を置いたりキーボードを叩く手を止めなければならない。花子よ、オマエのゴハン代は、オレがこうして紙やパソコンに向かっているから稼げるんだぞ。 麦はカミサンの画材をガジガジやっていた。これは写真…

ここはコスプレ風俗か。

六時三十分起床。近ごろ、身体は寝ているが意識だけは冴え、脳みそがフル稼働し部屋のあちこちに気を向けているような感覚に襲われることがよくある。おそらくはまどろむ意識の中で夢を見ているのだろうが、それにしては冴えた意識の感覚が妙に現実的だから…