わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『古井由吉自撰作品1』より「行隠れ」

表題作、読了。下の姉の結婚式前日に姿を消す、足に障害のある上の姉。語り手である弟は、下の姉の未来にではなく、上の姉の現在にばかり思いを馳せる…。そして、作品の一行目で死ぬと語られた上の姉は、ラストになってもまだ死んでいない(と表面上は描かれ…

春の嵐

六時起床。曇りがちな青空。荒れ狂う気配はまだない。 仕事。カタログの企画を進めている。 午後は嵐だというので午前中に散歩へ。帰りには晴れ間が消え、鉛色の雲が重く低く地面に沈みこむように伸び広がっている。 無印良品のカラスミパスタで昼食。 午後…

『古井由吉自撰作品1』より「行隠れ」

先にオチを宣告されているので、その経緯に対する関心が異様に高まる。おもしろい。古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖 (古井由吉自撰作品【全8巻】)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/03/09メディア: 単行本 クリック: 19回こ…

独りよがり

五時五十五分起床。新年度のはじまりの朝。 掃除を済ませ、仕事開始。憶測と偏見にまみれた仕事の進め方。独りよがりな気がするが、それをお客様が求めているようなので、気にせず進めた。 桜がちらほらと開花。花見は今週末から来週半ばが見頃だろうか。

百花繚乱

六時三十分起床。吹き荒れる風の音はやんだものの、夏の台風が過ぎ去ったときの、なんやかんやがリセットされたような、不自然な爽やかさと妙な空白感はまるで感じられず、むしろ何かが色濃く残っているような気がした。それが何なのかはよくわからないし、…