わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-01-05から1日間の記事一覧

夏目漱石『明暗』

これも青空文庫で読んでる。実は以前、3分の1くらいまで読んでいたのだが、一年以上空いてしまって内容をかなり忘れていたので、読み直している。明暗作者: 夏目漱石発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る明暗 (新潮文庫)作者: 夏…

坂口安吾「いづこへ」

青空文庫に登録されているのを見つけ、数年ぶりに再読(たぶん五回目か六回目か…もっと多いかもしれない)しようとしたのだが…読めなかった。十代後半から二十代にかけて、強く共感していた作品だというのに、四十三歳になった今の自分にはまったく馴染まな…

柳宗悦『雑器の美』

高校時代、現代文の教科書に本作が載っていた。衝撃的な内容だった。美のあり方、見つけ方を教わった気がした。ところが、作品のタイトルは覚えていたが作者をすっかり忘れていた。短い評論なので、おそらく探してもうまく見つけられないだろうなあ、と長年…

中沢新一『野生の科学』

深沢七郎作品の野生性。なるほど、おもしろい。深沢作品、がっつり読んでみたくなった。野生の科学作者: 中沢新一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (27件) を見るアースダイバー作者:…

中上健次『異族』

道場の火災。そしてウガジンとタツヤの駆け引き。その駆け引き、二人の意志よりも、その周囲の思惑のほうがはるかに大きい。自らの意志が働けば働くほど、二人は翻弄されていく。異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館…

換羽の孤独

六時三十分起床。インコのぷっちゃん、昨日から換羽が本格化。日課になっている朝のカゴ掃除、糞の始末というよりも羽毛の始末になってしまう。迂闊に作業すると羽毛は舞う。手を動かした時の風圧でも舞う。荒い呼吸をしていても舞う。舞えば散らかる。作業…