ゴロゴロしない／ゴロゴロしている

　七時起床。空模様がはっきりしない朝は、我が家の猫模様もはっきりしない。麦次郎は風邪気味でグースカ熟睡しているカミサンにピタリと腹をくっつけて眠ったままだし、毎朝狂わんばかりに大騒ぎしわがままを連発する花子も、今朝はおきにいりの使い古しオフィスチェアに乗ったまままるで動かない。明け方まで雨が降っていたようだ。ニンゲンであるぼくには雨音は聞こえず気配も感わからなかったが、猫たちは敏感にそれを感じ取ったのだろう。雨ならば、狩りをしにくい。ならば寝るのが一番よい。そんな理屈が、コイツらのDNAの深いところに刻まれているのかもしれない。狩りをする必要なんて、麦にも花にもないのだけれど。
　日中は書斎で黙々と仕事。某ITベンダー、某複合ビルのコピーを書きつづける。
　妙に大便がよく出る日。しかし下痢ではない。お腹はまったくゴロゴロしていない。
　ここ数ヶ月、愛用するトラックボールが不調だった。パソコンでマウスの代わりに使う、あのトラックボールだ。腱鞘炎をわずらってからしばらくはマウス漂流民と化し、あれこれいろいろとためしていたのだが、結局アメリカのメーカーKensingtonの「Expert Mouse」という商品（トラックボールなのに、なぜかMouseと名付けられている。不思議だ）で落ち着いた。ボールの部分がビリヤードの球くらい大きいのが特長だ。これが、ベアリングでゴロゴロゴロと転がり、その転がり方でポインタが動く。球が大きいと力が分散されるのか、それともマウスを握るという行為がよくなかったのかはわからないが、腱鞘炎がかなりよくなったのは事実だ。ありがたいことである。そんなわけでかなり愛着のある道具なのだが、これが自宅を事務所にしはじめてから、花子の体毛がベアリングの部分にからみ、操作性がかなり悪くなってしまった。こまめに手入れしていたのだが、それが逆に劣化を早めたようだ。外装もはげはじめ、かなりみすぼらしくもなっている。とくに今日はひどい。思った通りに動いてくれないのだ。なら買い替えるしかあるまい。勇み足で吉祥寺へ。「ラオックス」で最新モデル「Expert Mouse Optical Black」を購入する。ベアリングでなく赤外線を利用するので、花子の毛に操作性が左右されることは少なそうだ。

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack)(USB/PS2) 64325

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouseWhite(USB/PS2) 64374

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ケンジントン SlimBlade Trackball 72327(英語パッケージ)

ケンジントン OrbitTrackball with Scroll Ring 72337

　つづいてパルコの「リブロブックス」へ。文庫、雑誌を購入。「肉のサトウ」で松阪牛の肉団子（350円）、ロンロンの「アールエフワン」でエビカツ（399円／1個）×2個を購入し、帰社／帰宅。
　帰宅後、某複合ビルのコピーを書きながら早速新しいトラックボールをためしてみる。スゲエ。全然ゴロゴロしない。あえてオノマトペで表現すれば、フワフワサラサラ。摩擦や抵抗を感じずに操作できるではないか。手の負担はさらに軽くなるかもしれない。期待できそうだ。
　夕食、入浴。日記を書きはじめようとしたら、花子がゴロゴロと喉をならしながらくっついてきて離れない。困っていると、今度はカミサン入浴中でリビングにひとりだけにされた麦次郎が騒ぐ。だっこをねだる花子を引きはがしてリビングに行き、麦次郎をしばらくモミクチャにして遊んでやった。今度は麦次がゴロゴロだ。