2006-03-31 古井由吉『辻』 読書日記 「雪明かり」読了。父の痴呆、その父の面倒を見てくれる本家の従姉、その従姉との秘めた恋、本家への雪の季節の訪問、といった過去の記憶が、自分が老い、定年退職となった日の雨の景色と重なり合う。