2006-06-04 日本橋高島屋「京琳派 神坂雪佳展 宗達、光琳から雪佳へ」 美術 明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家兼工芸意匠家、といえばいいのかな。ぽんわかしたやわらかな線、そして緻密な観察力にもとづいた細かな筆遣いの同居。神々しさを感じるような世界ではない、どこか安心できる、子どもの無邪気な喜びがひそんだ純粋な世界。そんな、不思議な魅力に満ちていた。 雪佳に至るまでの琳派の流れを解説するために、光悦の書、宗達の絵、尾形光琳と尾形乾山の合作の皿など、貴重な作品も見れる。尾形兄弟の合作はおもしろかったなあ。一度見たいと思っていたので幸運である。