荻窪駅前、南口にある古本屋で購入。思春期にはいったふきげんな娘その他ふきげんな家族との暮らしを綴ったエッセイ。医者の待合室ですこし読んだ。詩や小説と比べるとチカラが抜けていて、柳腰な感じが心地よかったりする。とはいえ書いてあることはけっこうキツイのだけれど。文体は柳腰だけど、内容は安定感のあるどっしりした腰。それで、家族に体当たりしているような。
表紙のイラストが山本直樹。そう言えば最近彼の作品はあまり目にしないなあ、なんて思いつつペラペラめくっていたら、装幀は坂川栄治さんだった。坂川さんとは、十数年前に荻窪にある某企業のPR誌の仕事をいっしょにやっていた。なつかしいなあ。坂川センセ、お元気ですか? 最近は執筆活動もしていらっしゃるようですね。そうそう、N田さんも元気? N田さん、ビートルは調子いいですか? ドブロギターはどうですか?

- 作者: 伊藤比呂美
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2000/08/01
- メディア: 単行本
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