なぜこの作品が金子光晴の『どくろ杯』を想起させるのか。なんとなく答えが見えてきた。
おそらく、比呂美ねーさんが愛する家族に体当たりでぶつかっていく様子が、金子が自分の先の見えぬ状況や妻・三千代に向かい合うさまとどこかで共通しているからではないか。
- 作者: 伊藤比呂美
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2000/08/01
- メディア: 単行本
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なぜこの作品が金子光晴の『どくろ杯』を想起させるのか。なんとなく答えが見えてきた。
おそらく、比呂美ねーさんが愛する家族に体当たりでぶつかっていく様子が、金子が自分の先の見えぬ状況や妻・三千代に向かい合うさまとどこかで共通しているからではないか。