物語は佳境へ。母の逮捕(なのかな?)、子どもたちの逃走/闘争。苦々しくて生っぽい憎しみや怒りが、河原の植物たちの描写と重なってゆく。
植物の描写がドウブツ的。エロティックというのとは、ちょっと違う。動的な生命力に溢れている、というか。その生命力が、なぜか死にのみ向かってまっしぐら。植物ってへーきで死んじゃうよな。そう思いながら読み進めた。
比呂美ねーさん、時差ボケ治ったかな?
- 作者: 伊藤比呂美
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (20件) を見る