わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

星野智幸『植物診断室』

 2/3くらいまで読んだ。おもしろいのだけれど、よくわからん。植物のメタファーを利用したヒプノセラピーのようなものと、主人公の寛樹と幹子、その子どもたちがつくる疑似家族の関係がさっぱり見えてこない。
 比呂美ねーさんは『河原荒草』で植物を肉感的というか肉体ある生命の象徴のように描いていた(とぼくは勝手に解釈している)が、本作では精神的というか、霊的というか、そんな感じに扱われているような。

植物診断室

植物診断室

河原荒草

河原荒草