わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

富士山噴火

 長い旅。利根川にかかった大きな鉄橋を注意深く、しかし興奮気味に歩いて渡る。その先ではムーンライダーズがライブをやっている。鈴木慶一はどう見ても三十代。ここまでがひとつめの夢。いや、橋を渡るのとライブは別々だったかもしれない。
 そしてふたつめ。ドゴーン、ドゴゴゴゴーン、と低く下から響く大きな音が聞こえはじめ、何ごとか、と窓から外を見ると空一面噴煙に覆われ、遠くに見える富士山が噴火をはじめている。テレビでも臨時ニュースが報じられている。気付けば火山弾が空を飛び交いはじめ、わがマンションのそばの道路にも直撃。大きなクレーターができた。穴の底では直径三十センチにも満たない、黒こげだがところどころが真っ赤にくすぶっている火山弾から、真っ白な煙が立ち上っている。ぼくは怯える猫たちに、大丈夫だから、と言い聞かせながら、耳を澄ませ、空を眺めつづける。火山弾は落ちつづけている……。こんな夢を観たのは、おそらく夜中も落雷がつづいていたからだと思う。
 八時三十分起床。夢が突飛すぎて、かつリアリティも過剰だったためか、しばらく布団の中で呆然としてしまった。
 午前中は掃除。午後からは美術館に行こうと思っていたのだがぐずぐずしているうちに空模様が怪しくなり雷雨となったので中止。雨が止んだのを見計らって、カミサンと西荻窪駅前まで買い物に出ただけ。豚ロース、玉葱、カボチャなど。夕方は読書して過ごす。
 夕食はひさびさにポークチョップをつくった。それと、カボチャとミソのスープ(味噌汁ではない)、キャベツの塩もみ。