90年代に著者が行った講演がベースになっているから、ちょっと内容が古いかも。相対主義とはなんぞや、そして相対主義になだれこんだ現代思想とリアルな社会との関係性はどうなっちまっているのか、ということが、前半はわかりやすく、後半は難解に書かれている。カント以降の思想とその流れが、ざっくりとでもわかっていないと読むのはキビシイと思う。ぼくのいい加減な知識では、最後の章なんかぜーんぜん理解できない。
現代思想は現在、行方不明になっているということがよーくわかりました。
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